理系院生→金融系サラリーマンの書評ブログ

都内金融機関に務める27歳です。主にビジネス、金融、IT、人間関係、メンタルヘルスに関する本を紹介していきます。

東京駅周辺で早朝から開店しているカフェ7つ!

お疲れ様です。りょーです。
6月ということで、新生活にも少しずつ慣れ始めた方が多いと思われます。
夜は帰りが遅いし疲れるから、朝の時間を自己研鑽に当てようと思っている方向けの情報です!
朝早く職場の最寄駅に来れば満員電車も避けられるし、自分の時間を確保できて一石二鳥です。
今回は、東京駅周辺で早朝からオープンしているカフェを紹介します。
ネットで分かる情報だけでない、足で稼いだリアルな情報をお届け出来ればと思います。

マクドナルド JR東京駅店
東京都千代田区丸の内1-9-1東京駅一番街
時間:5:30-22:30
席数:133席(食べログより)

東京駅周辺で唯一5時台に開いているお店。

ドトール 八重洲中央口
東京都千代田区丸の内1-9-1東京駅一番街
時間:平日 6:30-22:30
   土曜 6:30-22:00
   日祝 6:30-22:00
席数:145席(食べログより)

駅の中にありアクセス抜群。席数も多い。
しかし、開店前には毎日2,30人程の行列が出来ている。
並ぶのが苦にならない人であれば問題ないが、「わざわざドトールで並ばなきゃいけないなんて・・・」という方には別のお店をおすすめします。

スターバックス 八重洲さくら通り店
東京都中央区八重洲1-6-3小鉄ビル
時間:平日 6:30-22:30
   土日祝 7:00-22:30
席数:?

東京駅周辺では貴重な、6:30から空いているお店。
利用者は割と多く、6:45くらいには席はほとんど埋まる。

エクセルシオール 八重洲1丁目店
東京都中央区八重洲1-4-22
時間:平日 6:45-22:00
   土日祝 8:00-19:00
席数:96席(食べログより)

個人的には一番オススメ!
若干値段が高いのが玉に瑕だが、7時過ぎに入っても店内はそれなりに空いている。
かつ清潔感があり、居心地が良い。

ドトール 新大手町ビル
東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル1F
時間:平日 7:00-21:00
   土 8:00-14:30
席数:?

7:00開店と言いつつ、実は6:50過ぎに開店している。
それを知ってる人も多いのか、開店前に既に5, 6人の行列が出来ている。(東京駅のドトール程ではない)
店内は割と広く、7:00前後に入れば確実に座席を確保可能。
すぐそばにあるスターバックスよりも単価が安いからなのか利用者は多く、7:10頃には満席になり、立って待つ人が現れる。
仮に7:10以降に新大手町ビルに到着した場合、勉強時間を確保したいなら⑥をオススメする。


スターバックス 新大手町ビル
東京都千代田区大手町2-2-1新大手町ビル1F
時間:平日 7:00-21:00
   土日祝 9:00-17:00
席数:?

⑤で紹介したドトールのすぐそばにあるお店。
こちらも7:00開店と言いつつ、若干早く開店している。
ドトールが混んでるからこっちにしよう・・・」という感じで
入店する人が多いように感じる。
7:20前後までに入れば、座席は比較的確保できる。僕は最近ここを良く利用します。


神戸屋レストラン 丸の内店
東京都千代田区丸の内1-6-4丸の内OAZO B1
時間:平日 7:30-22:00
   土日祝 9:00-21:00
席数:?

7:30近くになるとどのカフェも人でいっぱいになってしまうのですが、
ここは7:30開店(実際は25分くらいに開いてる)なので、割と空いている。
さらに、レストランなだけあって席が非常に広い。日経新聞を大きく広げても問題ない。
ただ、場所によっては厨房から漂う料理の匂いが少しキツイかもしれない。


以上です。
早朝の貴重な時間を有意義にお使いください!
今後も良いお店があったら追加していきます。

読書について

こんばんは。りょーです。
 
先週から始めたこの書評ブログですが、記事を更新し続けるのってめちゃくちゃ難しいですね・・・。
何年も継続している方は本当に素晴らしいと思います。尊敬の一言です。
 
私も読んでくださる皆様に少しでも良い本を紹介していくので、何卒よろしくお願い致します。
 
本日ご紹介したいのは
 

「読書について」 著:ショウペンハウエル

 
です。
 
今に始まった話ではないのですが、仕事やプライベートのあちこちで
「読書は絶対にした方が良い」
という意見を耳にします。
 
私も、別にこの意見に目くじらを立てるつもりはありません。
読書は楽しいし、「なるほどねー」と新たな考え方を知る良いきっかけにもなります。
 
この本は言ってしまえば「読書の方法」を書いています。
「そもそも読書に方法なんてあるのかよ?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
実はあるんです。
 
「読書はした方が良い」という人も「どのように読書をするべきか」という方法までは教えてくれません。
「じゃあどんなふうに本を読めばいいの?どういう風に読むとダメなの?」という疑問に対して
ショウペンハウエルがヒントを与えてくれます。
 
余談ですが、ショウペンハウエルは19世紀の哲学者です。
200年前の人が、読書の方法を現代の私たちに伝えてくれるという事は
「読書に対する人間のスタンスは古来からそれほど変わっていないんだろう」という事を感じます。
 
 
この「読書について」で、ショウペンハウエルが一番主張したいのは

自分で考える時間を作る」という事だと考えています。

 
それは、本書でも述べられている通り
読書とは、自分で考える代わりに他の誰かにものを考えてもらう事である
 
読んだ内容について後から再び思索する事なく絶えず読書を続けると、根を下ろすことがなく、大半は失われてしまう
という文に込められています。
 
 
また、前回紹介した「イシューから始めよ」でも書いてあったのですが、自分で考えずに読書をするという行為の弊害は
知りすぎるとかえって新たなアイデアが生まれなくなる」というところにも繋がってくるのではないかと思います。
私も修士論文を書く際に、あまりにも様々な論文を読み過ぎて、結局ギリギリまでテーマが決まらなかったという経験があります。
インプットはそこそこにして、アウトプットの時間をしっかり取りましょう。
実際に、論文のテーマがすぐに決まった私の同期は、文献調査はそこそこに、自身の経験や興味を踏まえて
独特なテーマを導き出していました。(その人は在学中に自分でサービスを立ち上げていました)
 
また、ショウペンハウエルは「悪書を読むな」という主張もしています。
代表的なのが
悪書は単に無益であるばかりでなく、有害でもある
という一文です。
 
もちろん、ショウペンハウエルの時代と現代では悪書の定義が違うかもしれません。
そもそも、本自体が悪書なのではなく、読む人のスタンスによって本は良書にも悪書にもなるのではないでしょうか。(ありきたりな意見ですが)
ただ、私が感覚的に危険だと感じているのは
「人から薦められた本を何も考えずに読む」と言う事です。
自分が興味があるテーマならまだしも、興味もないのにとりあえず薦められたものを読んでも頭に残らず、時間の無駄にしかならないように思えます。
気をつけましょう。

イシューからはじめよ

 
こんばんは。りょーです。
 
書評ブログ、記念すべき第一回目は
 
「イシューからはじめよ 著:安宅和人
 
です。
ベストセラーになっている本であり、ご存知の方も多いと思われます。
 
僕も本の存在自体は数年前から知っていたのですが、当時は大学に入って間もない頃であったため、
問題解決法を知ることの重要性を理解できず、読まず嫌いで避けておりました。
知り合いの話を聞いていると、どうやらコンサル志望の就活生なら読んで当然の本のようです。
 
仕事、プライベートを問わず、人間生きてると色んな問題にぶち当たります。
そのような問題に対して、場当たり的な対応ばかりしていたら、時間を無駄にしてしまうことも多々あります。
本書はいわば「効率よく考えて、価値のあるアウトプットを出そう!」と言う内容ですかね。
 
そもそも、タイトルになってる「イシュー」とは何なのか?
 
本書ではイシューを
 
→2つ以上の集団で決着のついていない問題
 かつ
 根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題(本書25p)

 

と定義しております。
 
では、イシューさえ特定できれば、本の帯にあるような「価値のあるアウトプット」を出せるのか?というと
そうでもないのです。
 
それでは、価値のあるアウトプット=バリューの本質とは何なのか?という問いに対して
 
→自分の置かれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ(イシュー度)
 +
 その問題に対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い(解の質)(本書26p)
 
と定義しています。
 
大学、大学院で論文を執筆したことがある方ならば、お馴染みの話かもしれません。
「なぜこの問題を解決する必要があるのか?」とか「得られた結果から何が分かるのか?」とか
論文を執筆するにあたり、教授から言われるであろうプロセスを踏襲しています。
実際に僕が教授から教わった卒業研究のプロセスは
 
①テーマの決定
 
②RQ(research question=研究課題)の設定
 
③検証プロセス
 
④結果、考察
 
でした。
担当教官によって教え方に差はあれど、概ねこのような教わり方をするのではないでしょうか。
 
もちろん、上記のような外枠だけの本ではありません。
例えば
 
「問題を解く」より、「問題を見極める」
「解の質を上げる」より「イシューの質を上げる」
「知れば知るほど知恵が湧く」より「知れば知るほどバカになる」
「一つ一つを早くやる」より「やることを削る」
「数字の桁数にこだわる」より「答えが出せるかにこだわる」(本書21p)
 
など、問題解決の各段階における効率的な思考法もぎっしり書かれております。
 
読み進めていて、僕自身の論文執筆と重なる部分が多々あり、なるほど。と思える文章が非常に多かったです。
もっと早く読んでおけば良かった・・・(できれば学部生のうちに)
 
本書では、イシューを特定するための情報収集の方法についても述べられています。
仕事だけでなく、自身の今後の人生を考える上でも役に立つ知識になるため、ぜひ読んで頂きたいです!
 
 
 
読んで頂きありがとうございます。